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記録をすれば、あとで役に立つ。たぶん。

【2019春アニメ】「さらざんまい」はクセになるスタイリッシュさ

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2019春アニメとして先日最終回を迎えた幾原邦彦監督最新作「さらざんまい」です。Podcastアニメニュースチャンネル」で熱く語られていたので見てみました。

存在はAmazonPrimeビデオのリストに出ていたので知っていたのですが、絵柄やあらすじにピンとくるものがなく、スルーしていました。ところが視聴をはじめてみるとこれがクセになる。そのところを紹介したいと思います。

animenewschannel.net

さらざんまい」は、「輪るピングドラム」や「少女革命ウテナ」を手がけた幾原邦彦監督によるものだそうです。両者とも数話見たもののやはりピンとは来なかったのが今回のスルーの一因です。ただアニメニュースチャンネルであまりにも楽しそうに語るのでモノは試しと見てみると、コレがハマってつい一気見してしまいました。

さらざんまいを一言で紹介しようとするなら「少年版プリキュア」でしょうか。主人公の少年たちがある日、不思議な小動物に出会い、異界の悪者の野望を阻止する役目につかされ、その中でお互いのつながりに気付いていく——。どうです?符合しますよね?ただし「拳を交えて」はありませんけどね。

 ともあれ、さらざんまいを楽しむ要素は「演出」にこそあると、うらは思います。ストーリーももちろん良いのですが、キャラクターや舞台やそれらをうまくミックスして素晴らしい作品へと昇華しているのが「演出」にあるのではないかと。

とりあえず第一話を鑑賞すると、おそらく出る感想が「なに…これ…?」というものでしょう。まず浅草の町にあふれるカッパ。不可解な時間断裂と不思議な生物ケッピ。と思ったら変身。なぜ歌うッ?ケツ〜からのカッパラッタ!漏洩します〜からの秘密バレ。謎のイケメン警官登場。と盛りだくさんすぎるからです。多くの方がこれで挫折*1してしまうのはしょうがないことだと思います。ただコレを乗り越えて、二話、三話と見ていくとだんだんと「繰り返しの心地よさ」が気持ち良くなってくるのです。

「戦闘」シーン、尻子玉転送シーン、イケメン警官のダンス、謎のご当地アイドル、画面に氾濫する㋐マーク、サラッとポーズなどなど。物語の世界観というかこれらの演出を、見ていくうちにだんだんと楽しむようになってきました。最終話視聴後にはリアルで「ウッソー」と言ってしまう始末😁

もちろんストーリーも負けてはいませんよ。最近の社会問題や心の問題を重くなくサラッと取り込んでいて、テーマとなる「つながりたいけど、つながれない」と絡めてうまく料理していますね。ラストまであまりにサラッと大団円に持って行かれて、読後感ならぬ視聴感がちょっと爽やかというかアッサリすぎるかなぁ。監督の次回作を期待して待ちたいと思います。

あと特筆しておきたいのは、エンディングで主人公たちの「その後」が手を抜かれず描かれていたのが素晴らしいですね。

というわけで、「さらざんまい」、ネタバレなく紹介してみました。

 

*1:実際、Twitterのタイムラインには関連ツイートが流れて来なかったなぁ。