Googleフォトの衝撃!Google…恐ろしい子!


5月30日の朝に見たネットニュースに、うらは驚きました。Googleはなんと「画像や動画を無制限で保管するようにする」というのです。しかも無料です!iPhoneやAndroidなどではネイティブアプリとして、PCではブラウザからのアクセスとして提供されます。データの少ないE-mailをあつかうGmailでさえ実質は制限があります。ほかのオンラインストレージサービスでは、さすがに無料・無制限といったものはありません。追随するにしても、先行のアドバンテージは兄弟です。まさに強者の強みです。Google…、恐ろしい子!

このGoogleフォトですが、いちおうわずかながら制限があることはあるのです。アップロードできるサイズの上限が決まっていますが、画像なら1600万画素以下、動画なら1080p以下ということで、普通にコンデジとかiPhoneで撮影してアップする分には全く心配いりません。まあ、ハイアマチュア機やプロ用の機材をお持ちの方は素材置き場の替わりにはならないようですけど。また、アップされたものは多少圧縮されるようです。もっとも「品質を保持」して圧縮ということで、見た目というか普通に使う用途では全く気にする必要はないみたいですね。あとGoogleアカウントを取得する必要があるとかありますか。とはいえ、写真用クラウドサービスの決定版といえるでしょうね。

うら的写真管理

うらの個人的なお話として、はるか昔にデジカメを買って以来、写真を撮りため続け、自分のかつ家族の記憶として失うことのできないデータです。この保全はけっこう重要な課題です。当然バックアップは多重にしています。
ひとつにはパソコン。以前はPCでフォルダ振り分けでしたが、今はiMacのiPhotoで管理。MacOSXはTimeMachineという自動バックアップの仕組みがあり、保全に抜かりはありません。

ふたつ目はバッファロー社の「おもいでばこ」です。これはテレビにつなぐHDDで、USB端子とSDカードスロットが付いています。バックアップ用途に外付けHDDがつながり、電源オフ時には自動でバックアップされます。テレビに映すことができるので茶の間のテレビにつなげておいて、運動会とかのイベントの後、みんなのデータをそれぞれコピーし、夕食時にまとめてみる、なんて使い方をしています。iPhoneやパソコンのようにスイスイとは動かないのが玉にキズですけどね。

もうひとつにはGoogle+のフォト機能でした。画像は縦と横が最大2048画素までで、大きいと自動で縮小。動画もいけますがGoogleドライブに入れられて無制限ではありません。大きいサイズの画像を保管したい時もGoogleドライブの容量を使うというのは、Googleフォトといっしょですね。iPhoneのカメラは800万画素で 3264×2448 。これを Google+ にアップすると 2048×1536 と300万画素にまで縮小されてしまいます。普通の使い方、例えばL版プリントや年賀状印刷、パソコンやiPadでの閲覧なんかでは全然支障ありません。…支障はないのですが差は歴然としているので、無制限をとるか、品質をとるかで悩みましたが、結局無制限を選んで縮小を受け入れていました。
ところがGoogleフォトでジレンマが解決しちゃったんですよねー。こりゃ移行必須ですわ。GoogleフォトではGoogle+の写真データも表示してくれるので、移行はスムースです。ただしGoogle+時代のファイルは縮小されているので再アップの必要がありますけども。

Google+のジレンマの解消として、auのスマートパス会員向けサービスauCloudも検討中でした。スマホの写真と動画を50GBまでお預かり。そのうちiOSデバイスのバックアップもできるようになる(5月中旬予定でしょ?サービスインまだー?)というものですが、ためにためた300GBものデータの前には力不足です。
こうGoogleにお世話になってくると、次はChromecastも良さそうだなんて思ってしまううらなのでした。

Google vs Apple

そういえばAppleは先日のアップデートで、iPhotoを廃してPhotosをリリースしました。こちらもデータの保管はクラウドにとっておいて、閲覧・編集・ダウンロードは必要な時にシームレスにアクセスさせます。画像は同じく「高品質」に圧縮されます。端末にこだわらず、ユーザーの目の前にある機器で使えるのがいいところです。これからもこういった方向性は加速していくでしょうね。

そしてGoogleは後出しジャンケン(?)で、容量無制限で打って出ました。体勢はGoogleに流れるでしょう。Appleは不足の容量について、iCloudDriveの有料の容量追加で補わせています。iCloudDriveはiOS機器のバックアップと共用なので、無料プランの5GBだけだと、写真の保管場所としては全然不足どころかiPhone単体のバックアップだけでも足りません。月100円なら…と20GBプランを契約している方も多いのではないでしょうか。そんなAppleの資金源を絶つなんてGoogleはひどいですね。

ではGoogleの身を切らせて骨を断つ勝機はどこにあるのでしょうか。

ここで思い出したいのが、Googleの社是「世界中のデータを支配する(違う)」です。そして最近流行りの「ディープラーニング」をキーワードにして考えてみます。画像を整理するのにグループ分けやタグ付けがあると便利ですが、プログラムに自動判別させようとするととても大変です。その解のひとつが「ディープラーニング」です。多くのデータから共通する箇所を命題と関連させて判定して、その蓄積が「学習」となって判定の精度が上がるのです(うら的理解)。
この「原資」として供されるのが、Googleフォトにアップされる無尽蔵の写真データではないでしょうか。Googleフォトは最初から、花、空、森林などのキーワードで写真を探し出すことができます。Gizmodeの記事ではビール、バー、セルフィー(自撮り)なんかの写真も検索で出てくるようです。アップした画像にはそれぞれタイトルをつけられますから、タグ付けと学習で今後は、より検索ワードで思い通りの画像を探し出すことができるでしょう。

これを推し進めて考えていくと、Googleはあらゆる画像について「それが何あるか」を「タグ付けできる」=「知っている」ということになるでしょう。これにはもちろん「それが誰なのか」も含まれます。つまりは、とあるカメラに写った人物を即座に特定できる、ということです。Googleの社是として「悪をなさない」とあるので「悪用」はされないでしょうが、映画「マイノリティ・リポート」のようなしつこい「ターゲティング広告」に使われることは十分考えられます。その先行投資として衝撃的な一手を打てる。さすが大企業ですね。

Google…恐ろしい子!